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2019

想像力をデザインする体験型展覧会を開催。

「わたしぼくデザイン」のはじまりです。

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わたしぼくデザインが誕生!

大阪芸大デザイン学科のコース横断型授業の

プロジェクトとして、アートサイエンス学科の

学生も含め、総勢47名が参加するプロジェクトが

スタートしました。

1年生から3年生まで異なるコースの学生とチーム

を組むこと自体が大きな刺激を与えてくれます。

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リサーチとアイディアワークショップのはじまり

想像力をデザインする体験コンテンツの開発が

スタート。コースの異なる学生がグループとなる

ことで、同じものを観ていても捉え方はさまざま。その差を活かしながらリサーチとアイディアワークショップを繰り返し、自分が参加者になった気持ちであらゆる可能性をみんなで探り続けました。

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専門家による貴重なアドバイス

何回も行ったワークショップで生まれた100を超えるアイディアの種を、京都大学博物館の塩瀬先生や

民族博物館の辻先生に見ていただきました。

飛躍するためのポイントや改善点などの指摘を元にしながら、再リサーチとアイディアワークショップを行い、初めてデザインする体験コンテンツの輪郭が徐々に見えてきました。

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夏休み返上でプロトタイピングの日々

アイディアをカタチにすることで、初めて

そのアイディアの核心の良し悪しが見えてきます。人が体験する際の行動を想定しながら、コンテンツ模型を作り、感じ方や動きの模擬体験を何度も繰り返しながら、サイズや素材、オペレーションなど実装に向けたブラッシュアップを行いました。

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体験コンテンツづくり以外も

やることが一杯

展覧会を開催するにはその中身だけでは無く、その価値を最大化するために空間やサインのデザイン、広報ツールの制作、SNSの運営、学生の出身校へ

出向いてのPR、現場の学生による運営のオペレーション計画まで全てをマネジメントする必要があります。先生の助けを借りながら、成功に向けて自分たちができることを全力でやりました。

想像力をデザインする体験型デザインエンターテイメント

わたしぼくデザイン

 

 

私たちは大きな想像力を持って生まれてきます。

でも大人になっていく間に、想像力はフタをされ、

ついには自分は想像力の乏しい人であると思いはじめてしまう。

誰の中にも眠る「想像する力」。

それを取り戻すため、あなたが主役の体験をデザインするイベントです。

 

ここにあるのは想像力をオンにする「きっかけ」だけ。

普段の生活や昔の記憶を探したり、感覚を研ぎすましたりしながら

自分の可能性に出会えるかもしれません。

想像する力があれば、どんな未来も描くことができるはず。

 

またこの試みは、2025年の大阪・関西万博に向けて

クリエイティブに関わる人だけでなく

共創するさまざまな人たちの想像力を生かすための一歩です。

 

 

開催期間:2019年11月12日(火)ー 12月1日(日)月曜日休館日

開催時間:11:00 - 19:00(入場は18:30まで)

開催会場:大阪芸術大学スカイキャパス

入場券:一般 ¥1,000   学生 ¥500 

高校生・中学生 ・大阪芸術大学グループ学生 無料

主催:大阪芸術大学

企画協力・監修:未来社会をデザインする会

協力:クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町

後援:大阪府、大阪市、公益財団法人日本デザイン振興会

公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会

NPO法人日本タイボグラフィ協会

普段の感覚を揺さぶられる体験

違和感スイッチ

押す、引く、回す、開けるなど日常のさまざまなスイッチを押してみると、自分の想像とは違う音が鳴り響きます。

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違和感からの多視点:物事を別視点や反対視点から見たり、普通の見方に捉われず想像を膨らませ、五感を駆使して自由な多視点をよみがえらせましょう。固定観念を崩して見るその先に想像力が現れます。

からだの記憶

赤ちゃんゲート

ゲートのサイズにあわせて、その時の自分を想い描いてみる体験。

 

匂いのシェード

シェードの中に顔をいれてみると、記憶にある景色が浮かんできます。

すきまの記憶

だれもが小さなころ好きだった隙間。入ってみてどんな思い出が浮かぶでしょうか。

プールの穴

青い穴の中で泳いでみたらあの時の塩素の匂いから記憶が広がります。

手の記憶

台の手のカタチの上に両手を置くと運動場の土の感触が蘇ります

「からだの記憶」から「心の記憶」「頭の記憶」をつなげる:基本的に「忘れる」という現象が存在しているのは「頭の記憶」だけなのです。子供の頃の「心の記憶」や「からだの記憶」には「忘れる」という働きがないのです。思春期以降は、頭で覚えたことが心やからだに作用し、からだで覚えたことが頭にも作用します。創造的な想像力は頭だけでするのではなく、心やからだの記憶の土台が必要です。

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自分の感覚を知る体験

音のヘヤ

たくさんの音が同時に鳴っている二つの部屋。普段聞こえているのに聞いていない無数の音の中でどんな音が聞こえてくるでしょうか。

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本のヘヤ

本だけ世界の中から自分がピンときた文字や絵や写真を自由に3つを選んで人型フレームに自由にコラージュ。

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聴覚から広い視点と絞り込んだ視点を行き来する:実際は聞こえているのに、聞こえ方を制御(編集)している、聴覚機能を全開にしてひとつひとつ音を聞いたり、それぞれの音を全体として聞いたりして聴覚視点からマクロ視点とミクロ視点を自由に行き来してみましょう。自分の想像力の元となる無意識の断片を意識することになります

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直感に潜む視点:なにげなく選ぶ本の中の文章や絵、写真に対して、まず表面的な変化をつかむ「見る、視る」視点、そこから時系列の変化や動きをつかむ「観る」視点、その背景や内面にある仕組みや目的を推察する「察る」の視点。直感に潜むこれらの視点で自己をコラージュすることが、創造的編集視点による想像力です。

自分をほめられる体験

ちやほや廊下

ゆっくり廊下を歩くと上下左右から褒める言葉が無数に聞こえてきます。

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自己から他者への広がり:人には基本的な欲求に承認欲求があり、高次の「自己承認欲求」と低次の「他者承認欲求」があります。それらをバランスよく保ち、想像力を発揮することが、より高次の創造的に想像力を高めていく「自己実現欲求」へとつながって行きます。

自分の変化に出会う体験

わたしぼく写真

想像力が自由になれば何かが変わりはじめるはずです。プロのスタジオのようなセットの中で、つくったフレームと共に最高の自分を想像して記念撮影。

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「体験」から「未来の自己評価」へ:わたしぼくデザインでの様々な「体験」で眠っていた想像力のスイッチがオンになり、自身の想像力を生み出すネットワークが、無意識のうちに脳の中に散らばる「記憶の断片」や、瞬間の事象を見逃さずつなぎ合わせ、時に思わぬ「ひらめき」を生み出していくとき、今までの「自己評価」が更新され、新しい自分に出会う「未来の自己評価」となり、想像力の源となるのです。

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